9月22日(金)、実行委員会参画団体向け説明会&交流会(武蔵小杉会場)を川崎市コンベンションホールで開催しました。
この日は2部構成となっており、前半の説明会では実行委員会参画団体主催事業の実施方法や、提案型事業の詳細などを説明。後半の交流会では、各団体を興味があるカテゴリーごとに分けて開催し、積極的な交流が行われました。
本記事では、前半の説明会の様子を紹介します。後半の交流会の様子はこちらで紹介していますので、ぜひどちらもご覧ください。
小池事務局長の挨拶
冒頭、川崎市市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア実行委員会事務局の小池事務局長から挨拶を行いました。
「来年7月1日、川崎市は市制100周年を迎え、1月にはいよいよ市制100周年イヤーに突入します。
先日、100周年は誰が何を祝う事業なのかと聞かれることがありました。式典やイベントを用意して、市民の方に参加していただくというイメージが多いかと思います。
もちろん、みんなで祝うこともとても大切なことなのですが、我々は100周年を機に“あたらしい川崎”を創っていきたいとも考えています。
皆さまの普段とこれからの取組にスポットを当て、多くの方々に川崎を知ってもらい、関わってもらい、好きになってもらいたいという目的を持って取り組んでいます。
”好きがあふれるまちづくり”をめざす中で、多くの方々の繋がりも生み出していきたいと考えています。2すでに330を超える団体に参加していただき、本日も100名を超える方にお集まりいただきました。
あらゆる方面で活躍されている方のこれほどの集まりは類を見ません。このような交流から、普通では考えられないような素晴らしい共創が生まれれば嬉しく思います。
本日は、皆さまの繋がりが生まれる場になることを期待しています。」
市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェアの概要
続いて、長瀬事務局員から、実行委員会参画団体に協力いただきたいことなどについて、記念事業への協力を呼びかけました。
一つ目にお願いしたのは、「実行委員会参画団体主催事業の実施をすること」として、記念事業の期間に既存のリソースや日頃の取組を活かして100周年に関する自主的な取組を行っていただきたいこと。
二つ目は、「実行委員会主催事業等の実施に当たっての協力」として、緑化フェアやフェス&カンファレンスなどの事業等において、コンテンツの提供やボランティア募等に御協力をいただくことです
最後に、「広報PR」への協力をお願いしました。
また、実行委員会参画団体主催事業の実施にあたって大切にしていただきたい4つの視点(下記参照)について、次のとおり説明するとともに、これから事業を企画・検討するにあたっての参考となるようにい具体的な取組イメージ、取組事例の紹介も行いました。
<4つの視点>
【視点1】共創による社会課題の解決と未来への挑戦
【視点2】川崎を好きになる事業の展開
【視点3】これからの100年を担う若年層を中⼼とした「あたらしい川崎」を⽣み出す取組の展開
【視点4】市⺠、企業、団体等を巻き込む取組の実施
〈事例① 100周年応援デザイン〉
食品販売会社や飲食店が「100」をモチーフにした商品を販売した事例です。パン屋さんが「100」の形をしたパンを販売したり、商品に「100周年」のロゴを入れて販売いただき、100周年のPRにご協力いただきました。
〈事例② 100周年にちなんだPR〉
会報誌やチラシ、SNSアカウントで100周年をPRするイメージを事例化したものです。これらの媒体に100周年のロゴを使用し、100周年にちなんだコラムなどを作る団体様もいるとありがたいと考えています。
〈事例③ 市制100周年記念 ○○ 事業 ・ 知ってもらう工場見学〉
毎年行っているイベントに「市制100周年記念」という冠を付けたり、100周年を機に初めて開催するイベントも大歓迎です。普段一般の方との接点がない工場が、100周年を機に子ども向けに工場見学を行った事例なども考えられます。
〈事例④ 事業所や空きスペースの活用した緑化の取組など〉
緑化フェアの開催に合わせて、各企業・団体の事業所や、空きスペースに花を植える事例です。自社だけでなく、近隣の方やボランティアの方々と協力し、まちのいたるところで、花や緑を感じられるような取組を進めていただけるとありがたいと考えています。
実行委員会参画団体主催事業の登録はWEBサイトから
事業の登録は、川崎市市制100周年記念事業公式WEBサイトにて行います。事前に登録をいただいた場合には、イベントの事前告知(イベントカレンダーへの表示)や、100周年ロゴの使用、実行委員会後援名義の使用などが可能になります。
実行委員会参画団体ごとに、窓口となる専任の事務局の担当者を設けて、お問合せ等に対応していきます。
提案型事業について
記念事業を盛り上げるために柔軟なアイデアを幅広く募集する「提案型事業」の概要や募集条件について、荻本事務局員より説明を行いました。
〈提案の条件〉
- 川崎市市制100 周年記念事業実施計画「Colors,Future!Actions プラン」の基本理念、基本方針、取り組む視点と整合性のある事業提案であること。
- 令和6年度に共創事業を実施し、成果を報告できること。
- 令和7年度以降も事業の継続実施が見込めること。
〈負担金〉
(1)負担額:1事業あたり上限500万円(下限は250万円)
(2)採用事業数:4件程度を予定(増やす可能性あり)
(3)負担割合:直接的経費の1/2以内で実行委員会が負担
例えば、2000万円の事業の場合、経費の1/2の額は1000万円となるため、負担金の上限額と比較して低いほうである500万円が適用となります。
また、下限が250万円となっている点にも注意が必要です。提案型事業は、実行委員会主催事業として、記念事業全体をリードする役割であることが条件となるため、事業規模は500万円以上が対象となります。
〈募集するテーマ〉
基本的に企画内容は自由としていますが、優先的に採用する「推奨テーマ」を3つ設定しています。
推奨テーマ | 内容 |
子どもの未来応援プロジェクト | これからの川崎を担う「子ども」や「子どもに関わること」の充実を目指す提案企画 |
Business Incubation KAWASAKI | 起業2年目から5年目の若い企業の力を集めた「あたらしい川崎」の創出を目指す提案企画 |
目指せ!名産品創出プロジェクト | 得意なコト、モノを掛け合わせ、共創することで「全国から愛される○○」の創出を目指す提案企画 |
〈応募要件〉
- 提案事業者は2以上の企業・団体又は共同事業体であること
- 提案事業者の構成員に実行委員会参画団体が1以上入っていること
- 採択された場合は、実行委員会と提案型事業連携協定を締結できること
などを応募要件としています。
〈応募費用〉
1提案当たり3,000円 ※複数の応募も可能です
〈応募の受付〉
期間:10月1日〜11月30日
方法:応募専用メール〈info@kawasakicity100.jp〉
詳しい要件などは、川崎市市制100周年記念事業公式WEBサイトにある募集要項を御確認ください。
100周年記念事業が「あたらしい川崎」を創り出すきっかけに
100名を超える方に参加いただいた今回の「実行委員会参画団体向け説明会&交流会」ですが、皆さま真剣に「あたらしい川崎」を創るために何ができるのかを考えている様子でした。
大変盛り上がった交流会の様子はこちらにてご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。