レポート

2024年01月17日

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開催日:2023/11/18 Colors, Future! Summit 2023のカンファレンスに参加!川崎ゆかりの方々も続々登壇!(後編)

川崎市は来年の市制100周年に向けて、さまざまなイベントを市内各地で開催しています。

11月17日(金)と18日(土)は「Colors, Future! Summit 2023」の一環として、合計19ものカンファレンスが「川崎市役所本庁舎」「昭和音楽大学北校舎」「SUPERNOVA KAWASAKI」にて開催されました。

私は両日とも参加しましたので、今回は18日(土)の様子を2回に分けて紹介します!

今回、紹介するカンファレンスとイベントはこちらです。
(クリックでアーカイブ映像に遷移します。)

皆さんの川崎愛があふれ、これからの川崎が楽しみになるようなカンファレンスでしたのでぜひ御覧ください!

その他、まちのみどりやサステナブル、SDGsに関するカンファレンスとイベントはこちらで紹介しています。

ラゾーナ川崎で各企業の取り組みを体験!

ラゾーナ川崎ルーファ広場

この日はラゾーナ川崎のルーファ広場にて、さまざまな企業のブースが出展されていました。土曜日ということもあり、どのブースも人でいっぱいで、とても賑わっていました!

ラゾーナ川崎ルーファ広場

この時間のステージでは、親子で参加できるヨガ教室が開催されていて、多くの家族連れの方が参加していました。

CSD
CSD

CSDのブースでは「ボタニカルライト」の展示が行われていました。

ボタニカルライトとは、植物の光合成によって生まれた栄養を微生物が食べ、その際に発生する電子を発電につなげているものです。

植物が育つ環境であればどこでも発電できるので、とても環境にやさしい発電方法なんです!

今後はスマホの充電や蓄電、照明演出などに活用が検討されています。

東急不動産ホールディングス
東急不動産ホールディングス

東急不動産ホールディングスでは、捨てられてしまう間伐材を使ってコースターを作るワークショップを開催。

小学生以下のお子様は無料で参加でき、ブースの担当の方から丁寧に教わり、みんな夢中で取り組んでいました。

グリーンカーボンファーム
グリーンカーボンファーム
グリーンカーボンファーム

エコアクションを行うことでゲーム内のまちが発展していくアプリの「グリーンカーボンファーム」のブースもありました。

同時に開催されているデジタルスタンプラリーで貯まったスタンプに応じて、オリジナルのグッズがもらえました!

グリーンカーボンファーム

実際にゲームに登録している方のキャラクターも映し出されていて、さっそく多くの方が参加されていることが分かります!

昭和大学
昭和大学

昭和大学の医学部のブースでは、アルコール消毒がしっかりとできているのかを確認できるブースが用意されていました。

消毒液をつけてライトに手をかざし、白く光らない箇所が消毒できていない箇所だと分かります。指の間や先など、細かいところに消毒が行き渡っていないことが多いので、意識して消毒しましょう!

誰もが気軽にアートを楽しめる川崎

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

最後はSUPERNOVA KAWASAKIに移動して「アートで出会い、つながるまち。未来へ!」というテーマのカンファレンスに参加しました。

モデレーターは俳優で琵琶奏者のAshさんが務め、国立アートリサーチセンター主任研究員の稲庭彩和子さん、美術家の中津川浩章さん、タレントの藤井サチさん、福田市長が登壇。

それぞれがアートに対してどのような活動をされているのかを紹介した後、アートについてディスカッションが行われました。

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

藤井さんはアートについてなかなか感動するポイントが見つからなかったそうですが、昨年、上野の森美術館で開催された長坂真護さんの展覧会で心が動いたエピソードを話してくれました。

そこではガーナのゴミを作品にして、その収益でガーナにリサイクル工場を建て、雇用を生んでいるそうです。

「アートの力で世界を変えられるんだ!」と感激され「その気持ちをさらに他の人と共有できると、ウェルビーイングを高められるんだな」と考えを述べられました。

そこから話が広がり、川崎で行われている「アート・フォー・オール」の取組について福田市長が話されました。

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

「今はまだアートに興味がない人が多いですが、取組の全体像が見えてきたので、これから増えていくと考えています」と、今後のアートの広がりに期待を込められていました。

福田市長は藤井さんの感動を共有、そしてウェルビーイングの増幅という言葉にとても共感されていました。

たしかにアートに触れると他の人とも共有したくなりますよね!

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

アートに触れる機会が増えた藤井さんですが、作品の背景やアーティストの意図の知識が少ないことから、鑑賞する力をどうやって身につけるのかを中津川さんに質問されます。

中津川さんは「自分の感じたことをゆっくり言語化するとか『ザワザワする』のように音に例えることもいいですよ。そうすると絵と近い感覚が得られますよ」と回答されました。

アートは五感で感じる物なので、音とか匂いで感じるのが大切と聞いて、これからのアートの見方が変わりそうです!

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

小学生もアートと触れる機会がありますが、どうしても勉強の一環として参加する傾向があります。稲庭さんは「連れて行かれてアートに触れるのではなく、行きたいと思って参加することが大切なんです」と考えを述べられました。

「事前学習では作品のカードを見せて、それぞれの学生が好きな作品を選んでもらい、そして実際に美術館に行くと感じ方が変わるんです。『思ったより小さい!』『私が選んだ作品はどこ?』といったように、学生が積極的に見るようになります」と事例を話してくださり、確かに何も知らないで連れて行かれるよりも、事前に興味を持った状態で見に行くと楽しめるだろうなと感じました。

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

「美術館では話してはいけないのでは?と感じるかもしれませんが、コロナも落ち着いてきたので、隣の人に聞こえるくらいの大きさであれば話していいところも増えています」と仰られ、私自身、友人と美術館に行って感想を共有したくなりました!

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

琵琶奏者であるAshさんは、音楽を聴くと絵が頭に浮かぶそうです。思わず藤井さんも「そんな素敵なことあるんですか!?」と驚かれていました!

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

「大人になると感性が鈍るのでは?」という話題になると、中津川さんは「ロジックが強くなる分、邪魔になることがあるかもしれません。でも感性がないと豊かになれないし、友だちができなくなるかもしれません。また今の働き方は感性を活かす形にしないと、働くのが楽しくないんです」との考えから、社会人の感性を育てて仕事に活かす研修を行っているそうです。

アートで出会い、つながるまち。未来へ!

アートに触れると心が動きますし、それを共有することで人とのつながりやウェルビーイングを感じることができます。

感性に対するさまざまな考え方を聞くことができ、これからのアートとの向き合い方も変わりそうです!

川崎もアートがもっと増えて、福田市長の目指す「最幸のまち」になるといいなと思いました!

★アーカイブはこちらから!★

2024年、川崎市は市制100周年をむかえます。

Colors, Future! Summit 2023

2日間のカンファレンスとイベントに参加して、川崎は本当に多様性にあふれていて音楽やアート、スポーツ、SDGsなど、さまざまな取組が行われているなと実感しました。

JUDY AND MARYのドラマーとして活躍された五十嵐公太さんの音楽ステージの設置や、EXILEの松本利夫さんのワイナリーの企画など、これからも楽しみな話題でいっぱいです!

川崎市のグリーンボンドで集まったお金がどのようにまちの発展につながるかも楽しみですし、この2日間で川崎をもっと知って関わって、好きになることができました。

川崎市では、来年の市制100周年に向けて数多くのイベントが開催されています。ぜひ皆さまもイベントカレンダーをチェックして、もっと川崎市のことを知って関わって、好きになってください!

17日(金)のカンファレンスの様子はこちら、18日(土)のカンファレンスはこちらで紹介しています。

  • 実施団体Colors, Future! Summit2023 製作委員会
  • 日程2023/11/18
  • エリアすべて
  • 連絡先
    メールアドレス
    17skinen@city.kawasaki.jp
  • URLhttps://colorsfuturesummit.jp/

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