川崎市では2024年に迎える市制100周年に向けて、今の取り組みの一歩先を目指す+αのチャレンジとして市制100周年記念プレ事業を行っています。
今回はその1つである、「川崎ぼうさい100」の取組で実施した「関東大震災100年 特別対談」について紹介します!
この特別対談は、川崎市長(写真中央)と東京大学目黒教授(川崎市防災対策検討委員会委員長、写真右)の防災対談で、かわさきFMの大西社長(写真左)の司会進行で、6月1日に実現しました。
対談場所は、なんと新本庁舎!まだ工事期間中でしたが、多くの方々のご協力により、未来の災害対策本部室となる場所で撮影されました!
対談動画は5つのテーマに分けて編集し、収録予定時間を全て使い切って対談いただいた内容は、ほぼほぼノーカットでお送りしています。
5つのテーマはこちらです!!
1 過去の災害に学び正しく災害時の状況をイメージする
2 新たな公助とは
3 災害対応の標準化
4 コストからバリューへの転換
5 子どもたちへのメッセージ
内容(概要)について少しお話すると、
1は、対談のテーマでもある“過去の災害に学び”から“災害時の状況をイメージする”ということで、最終的には“自分が”どう行動することで自分や家族が助かるのか、をイメージする『災害イマジネーション』が重要という内容です。そのためには3つのステップが・・・これ以上は動画でじっくり学んでください!
2は、新たな公助の考え方について意見が交わされています。大地震が起きたら、行政がなんでもかんでも助けてくれますか?そんなことはないです!自分や地域で踏ん張って、被害を減らす行動をしなければいけません。行政も、例えば川崎市が、川崎市だけで大震災を乗り越えられるかといえば無理なんです。だから、今のうちに受援体制(他都市等からの応援を受け入れる体制)をしっかりやっておく必要があります。という内容です。
3は、災害対応の手順などを共通言語化し、訓練を通して意識を合わせておかないといざというときにスムーズな対応ができないですよ、ということを事例とともにお話いただきました。
4は、防災対策をコストと見ないで価値あるもの(バリュー)として見直そうという内容で意見が交わされています。また、普段使いしているものが災害時にも活用できるという「フェーズフリー」の観点で今後は防災対策を進めてくことが重要だとの内容です。
最後の5では、子どもたち、未来の防災リーダーたちへお二人からのメッセージを頂きました。
いずれも、この関東大震災100年の節目に、改めて、市民一人ひとりや行政が、防災対策の方向を考え直し、次の100年も安心・安全な川崎市にするために、今、一緒に考えていく必要があると、思いを巡らすような対談内容です。
特別対談動画は、関東大震災からちょうど100年となる9月1日に公開されました。内容的に少し難しい部分もあるかもしれませんが、じっくりご覧いただき、自分や家族、地域の備えについて、改めて考える機会としていただければと思います。
対談のダイジェスト版の動画や、対談のエッセンスを凝縮して作成したタブロイド版「号外 備える。かわさき」もこの機会にチェックしてみてください!
<関東大震災100年 特別対談 ホームページはこちら>
川崎市:関東大震災100年 特別対談 (city.kawasaki.jp)
(動画URL)
川崎市 関東大震災100年特別対談 001 災害に学び正しく災害時の状況をイメージする – YouTube
川崎市 関東大震災100年特別対談 002 新たな公助とは – YouTube
川崎市 関東大震災100年特別対談 003 災害対応の標準化 – YouTube
川崎市 関東大震災100年特別対談 004 コストからバリューへの転換 – YouTube
川崎市 関東大震災100年特別対談 005 子どもたちへのメッセージ – YouTube