まちづくり

「伐採木や体育館の床材等を有効活用した木製品へのアップサイクル」を通じてSDGsの達成にも貢献!!街路樹等アップサイクルプロジェクト

公開日:2026年6月17日
これまで廃棄されていた街路樹や体育館の床材等を木製品にアップサイクルして、市民の皆さんや川崎市に関心のある方に販売することで、それぞれの素材の記憶や歴史を次の世代に受け継ぐ取組です。街路樹や体育館の床材等は、「老朽化などが原因で伐採された街路樹」や「体育館の改修に伴い発生した床材」等の、廃棄物予定だったものを有効活用します。
事業方式 民間提案制度(フリー型)
事業者 街路樹等アップサイクルプロジェクト
(株式会社kinoiro、有限会社森平製材所)
事業経緯 令和8年 2月    有限会社森平製材所から事業についての相談
令和8年 4月 1日 民間提案の提出
令和8年 5月26日 提案審査結果等通知書の送付(採用)
所管課 まちづくり局

~アップサイクルした木製品が出来るまで(製作過程の記録)~
街路樹等の選定、伐採から加工して完成に至るまでの各段階の様子を写真や説明を交えながら事業者の視点で継続的に紹介していきます!

<6月1日(月)下見と伐採木の調達>
下見:(1か所目)幸区夢見ヶ崎動物公園付近
日吉合同庁舎裏の駐車場から夢見ヶ崎動物公園入り口までの、地元でおしみず坂と呼ばれている上り坂には、クスノキ、トチノキ、ソメイヨシノの3種類の木が近隣住民の寄贈などを受けて植樹され、地域の方に長年親しまれてきました。樹齢はどれもおおむね60年ほどで、根上りによって歩道や構造物を押し上げている、樹勢が悪化しており倒木の危険性がある、大径木化しており歩道の幅が狭くなっている等のため、川崎市では車道及び歩道の全ての樹木を伐採伐根し、アンケートで決定した品種の桜を歩道のみに植え替える工事を5月から行っています。これにより、歩道幅員を確保し、安全・安心な歩行空間を創出するとともに、魅力的で親しみのあるサクラの路線を次世代へ継承します。
現在、車道側の樹木は撤去されていますが、まだ歩道側には太くて大きな木がたくさんありますので、歩道側の木が伐採されるタイミングで譲っていただくようお願いしてきました。

下見:(2か所目)幸区日吉小学校
日吉小学校の体育館は、建てられてから40年程度経過しており、今年の夏頃から大規模な改修が予定されています。改修に伴い床などが撤去されることから、そちらのアップサイクルに取り組んでいきます。子ども達が元気に走り回ったからか、無数の傷跡がありますが、アップサイクルを行う上では、こういった傷が体育館らしい個性へと繋がります。

伐採木の調達:多摩区生田緑地
生田緑地では、樹木の剪定など、管理上発生する木材等の活用(資源循環の取組)を進めており、そのことについてお話を伺ったところ、ちょうど針葉樹の伐採木が出たとのことで、丸太をいくつか譲っていただきました。丸太の状態になっており、樹種を特定できる葉が残っていませんでしたが、恐らくヒノキではないか、と思います。昆虫による食害が原因で枯れた可能性もあり、割れや腐れがありました。広葉樹では、腐朽菌によって生じた独特の模様を持つものは工芸材として高く評価されることがありますが、針葉樹では活用事例はまだ少ない状況です。しかし、小さなアクセサリーやコースターなどへの加工には問題ありませんので、このような木も大切な地域資源として活用します。

  
幸区夢見ヶ崎動物公園付近の街路樹の様子     幸区日吉小学校の体育館           多摩区生田緑地のヒノキ