未来のエネルギーの一つである、外部からのエネルギーを必要とせず、植物自身が電気を発生させて明かりが灯る植物発電を、多くの方に知って戴くため、植物発電のワークショップを開催しました。
発電の原理は、植物の根の周りあるたくさんの微生物が植物の根から栄養分を取り入れるときに電子を放出するため、その電子を集め回路にして電気を取り出すことです。今はまだそれほどの量は取り出せませんが、既に夜間の道の照明などにも応用されているケースもあります。将来は規模を大きくするなどによりより大きな効果が期待できます。実際にワークショップで明かりが灯ると、大人も子供もウォーといった歓声を発してびっくりしていました。
また、電池と強力な磁石を活用したおもちゃの工作も行いました。原理は磁界の中で電線に電気を通すと力が働くというフレミングの左手の法則を利用したものです。モーターもその原理で動いています。この原理は電車や工場の機械が動くことの基本的な原理で、子供たちが楽しみながらこの大事な原理を学んで戴くことを意図しています。自分の作ったおもちゃが回転すると皆楽しそうに、ヤッターと声を出していました。
これからも機会があればこうした取り組みを続けていく予定です。