INTERVIEW

インタビュー#2 川崎市 総務企画局 共創推進室職員

公開日:2026年7月22日

担当職員座談会

川崎市の官民連携推進を担う新設部署、総務企画局 共創推進室の職員4名に、官民共創への思いや意気込み、官民共創における川崎市の特徴などについて
伺いました。

【参加メンバー】

総務企画局共創推進室 担当課長 野村有紀子
野村 有紀子

総務企画局 共創推進室
共創推進担当課長
総務企画局共創推進室担当係長 白岩真史
白岩 真史

総務企画局 共創推進室
担当係長
総務企画局共創推進室主任 松田有生
松田 有生

総務企画局 共創推進室
主任
総務企画局共創推進室行政実務研修員 油布郁人
油布 郁人

総務企画局 共創推進室
行政実務研修員

トークテーマ1 共創推進室の役割は?

共創推進室の最大の役割は、官と民、それぞれの関係者をつなぐハブとなり、事業創出から社会実装まで一貫して伴走支援すること。
【白岩】 川崎市では、2024年に迎えた市制100周年に関連して、市民や企業、団体の皆さまと一緒にさまざまな挑戦に取り組んできました。
     そして、共創を通じた川崎市のさらなる挑戦を推進するために、今年2026年4月に共創推進室を新設し、5月には官民連携総合窓口
     「Kawasaki Future Co-Lab(以下KFCL)」が開設されました。
     官民連携による共創の取り組みでは、市役所内の複数部署が関係するケースも多く、企業や団体の皆さまに一つひとつ調整いただくのは、
     それだけで大きな負担になります。そこを我々が市役所内部でもハブとなることで橋渡しや必要なコーディネートを行うことが重要だと
     思っています。
     相談の入口が分かりにくいと、せっかくの提案も前に進みにくくなりますよね。実際に、「どこに相談したらよいのか分からない」とか、
     「複数の部署にまたがる調整が難しい」といった声も民間の皆さまからありました。窓口や関係者をつなぐハブのような存在が求められ
     ていたと思います。

【野村】 そうですね。官と民、それぞれの関係者をつなぐハブとなり、事業創出から社会実装まで一貫して伴走支援することが私たちの役割だと
     思っています。
     私たちが掲げている「川崎から世界へ―「社会課題の解決」と「新たな価値創出」に挑み、社会を前に進める変革を生み出し続ける」という
     ビジョンの実現に向かって挑戦していきたいと思っています。

トークテーマ2 共創における川崎市の強みや課題は?

多様な産業や人材が集積し、挑戦を生み出すポテンシャルがあるのは川崎市の大きな強み。人口動態や都市インフラなど、 
行政の従来の枠組みだけでは解決が難しい地域社会の課題解決に向けて官民共創で挑戦したい。
【松田】 川崎には、多様な産業や人材などが集積されているだけでなく、交通の利便性も良いという強みがあります。多様なリソースを活かしながら、
     新しい挑戦を生み出していくポテンシャルが川崎にはあります。
     その一方で、人口構造の変化や健康課題、地域交通、住まいやコミュニティの課題など、複数の分野が複雑に絡み合う社会課題は難しいテーマ
     ですね。こうした社会課題は、複数分野を跨いだ共創が必要で、行政の従来の枠組みだけでは解決が難しいと感じています。
     そのような社会課題の中でも、持続可能な都市をつくっていく上で特に重要だと考える領域を、「重点共創フィールド」として4つ設定して
     います。この4つの重点フィールドを明確に示すことで、川崎市がどの分野に特に重点を置きながら官民連携を進めていきたいのかを伝えて
     いきたいと考えています。

【白岩】 社会課題も複雑になっていますが、技術やサービスの進化も非常に速くなっていますよね。そうした中で、民間企業や団体の皆さまが持つ技術
     や専門知見、スピード感のある事業開発力は、社会課題の解決に向けて大きな力になると感じます。
     一方で行政の強みとしては、市民ニーズや地域課題への理解、そして実証や社会実装のフィールドを提供する力があります。お互いの強みを
     掛け合わせることで、行政や民間だけでは生み出せない解決策や新しい価値を生み出していきたいですね。

トークテーマ3 共創の実現に向けて取り組みたいことは?

重点共創フィールドを中心に解決すべき課題を発信しながら、民間企業や団体の皆さまとともに「共創の循環」を創り出し、
他都市や世界に良い影響を与える「川崎モデル」を育てたい。
【白岩】 民間企業や団体の皆さまからいただいたアイデアを受け取るだけではなく、どの部署と連携すれば実現できるのか、どのような進め方が
     効果的なのかを皆さまと対話しながら、一緒に考えていきたいと思っています。
     私たちが目指しているのは単なる実証実験で終わる取組ではなく、民間企業や団体の皆さまの技術やアイデアを地域課題の解決につなげ、
     社会実装まで進めることで、新たな価値創出につなげていくことですね。
【野村】 民間の皆さまのアイデアや技術を確かな社会実装につなげ、さらに次の挑戦を生み出す「共創の循環」をつくっていきたいですね。
     ここで実現された社会課題解決の事例やスキームが「川崎モデル」として、他の都市にも良い影響を与えられるように育てていきたいです。

【油布】 まさに、このウェブサイトのトップページにも掲げている「この挑戦が、次の挑戦を生む。」ですね。KFCLには、
     「Colors, Future! Actions推進部会(CFA推進部会)」という市制100周年の取組を通じてつながりが生まれた企業などで構成された
     官民連携組織の存在もあります。提案内容によっては、こうしたネットワークも活用しながら、事業の創出を行っていきたいと思います。

未来の共創パートナーへのメッセージ


【油布】 「行政に提案するのは少しハードルが高い」という方もいらっしゃるかもしれませんが、皆さまの第一歩を全力で支援させていただきます!

【松田】 「この技術が社会課題の解決に役立つかもしれない」といった構想段階でも、ぜひご相談いただきたいです。
     提案内容を一緒に整理しながら、実現の可能性を考えていきましょう!

【白岩】 皆さまが持つアイデアや技術、そして挑戦したいという想いをぜひ川崎市にぶつけていただき、
     一緒に事業を創っていけると嬉しいです。共にチャレンジしましょう!

【野村】 行政が持つフィールドやネットワークと民間の皆さまが持つ技術やアイデア、挑戦する想いを掛け合わせることで、
     一緒に新しい未来を創っていきたいと思っています。ぜひ、まずはお気軽に声をかけてください。
     私たちも対等なパートナーとして、共に挑戦していきます!!